塩尻の旅から10日もたってしまいましたが、せっかくなのでつづきを。
夜は地元で古くから愛されている老舗中華料理店の「龍胆」さんにてお食事。
なんと!和ハーブのお勉強のために来ている私たちのために、「龍胆」さんは和ハーブを使ったお料理をわざわざ作っていただいたのです!
主催の和ハーブ協会の方の計らいと、それを一流シェフが快く引き受けてくださったことにより、本当に嫌味なく中華料理ともすごくマッチングしていて、感動のおいしさでした!
そしてここの支配人の方のおもてなしの心、わが町塩尻を愛する心が伝わってきて、ここが塩尻で長年愛されてきた理由がわかる気がしました。
そして幻の城戸ワイン!和ハーブ協会の古谷代表のご厚意でいただくことができました!
とっても上品で華やかな香りの白ワイン。ブドウの香が優しく香る赤ワイン。
どちらもさすがに美味しかった❤
翌日は漆塗りの工房、春野屋漆器工房さんへ。
器好きの私はテンションUP⤴⤴
まずは工房で漆塗りのを見せてもらい、なんと私もやらせてもらいました!
こんな風に作ってる姿を見たら、顔が見える人のものをほしくなっちゃう私。
お友達へのプレゼント、そして我が家へも、いくつか連れて帰っちゃいました。
その後はサルナシ農家の広田様の畑へ!
サルナシとは自生する小さなキーウィという感じ。
今では自生するものもほとんど少なくなっているが、昔は山に入るとあったようです。
こちらはそのサルナシを栽培していて、ジャムやジュースやお菓子やワインなども作って販売していらっしゃいます。
がたがた道を抜けた山間に広田さんの畑はありました。
まずはみんなで収穫から!
サルナシはキーウィと比べると、ビタミンCは3倍近く、βカロチンは4倍以上、ビタミンEも4倍近く、その他カルシウム・リン・カリウム・食物繊維も大きく上回っています!
こんなおいしくて身体にいい実が、昔は山で採れてたなんて、うらやましいですね!
これはサルナシに限らず、野生の植物にはすべていえることなのだと思います。
野生のたくましい環境の中で生き延びて、大地のエネルギーをふんだんにいただいて育ったものは、きっと私たち人間にとってものすごいエネルギーの源になってくれることと思います。
今回の旅で感じた事。
やはり自然からいただく恵みで私たちは生かされている。
そしてそのことに気づき守っていく人がいてくださることで、少しずつではあるけれど、また気づく人が増えて、少しずつではあるけれど、また守っていく人が増えていく。
日本もようやくその方向性に動き加速してきている気がしました。
昔に戻ることも戻りたいわけでもないけれど、忘れ去られそうな大切なものに、目を向けられる心のゆとりを持てる自分でいたいなと思いました。