塩尻の旅から10日もたってしまいましたが、せっかくなのでつづきを。

夜は地元で古くから愛されている老舗中華料理店の「龍胆」さんにてお食事。

なんと!和ハーブのお勉強のために来ている私たちのために、「龍胆」さんは和ハーブを使ったお料理をわざわざ作っていただいたのです!

image

シェフは陳建一氏のお父さんの陳建民氏のお弟子さんだそうです。

image

海のない信州でこんなにおいしい信州サーモンといくら。紫蘇とミョウガがマッチング!

image

クロモジとヤブニッケイ入りのさわやかなマーボー豆腐

image

小さくて見えないけど、横の小さい字は入ってる和ハーブが書いています。

主催の和ハーブ協会の方の計らいと、それを一流シェフが快く引き受けてくださったことにより、本当に嫌味なく中華料理ともすごくマッチングしていて、感動のおいしさでした!

image

おもてなしの心もユーモアも素敵でした!

そしてここの支配人の方のおもてなしの心、わが町塩尻を愛する心が伝わってきて、ここが塩尻で長年愛されてきた理由がわかる気がしました。

そして幻の城戸ワイン!和ハーブ協会の古谷代表のご厚意でいただくことができました!

とっても上品で華やかな香りの白ワイン。ブドウの香が優しく香る赤ワイン。

どちらもさすがに美味しかった❤

 

翌日は漆塗りの工房、春野屋漆器工房さんへ。

器好きの私はテンションUP⤴⤴

まずは工房で漆塗りのを見せてもらい、なんと私もやらせてもらいました!

image

きんちょうするー こんな小さなものでも、見てるよりむずかしい!

image

職人さんだけど、おしゃべりも楽しかった。 この筆1本7~8万するらしい。50万する筆もあるんだって‼

image

浴槽や床材などの建材などにもできちゃうらしい! 抗菌効果もあってお掃除も楽ちんなんだって! お風呂作りたいな❤

こんな風に作ってる姿を見たら、顔が見える人のものをほしくなっちゃう私。

お友達へのプレゼント、そして我が家へも、いくつか連れて帰っちゃいました。

 

その後はサルナシ農家の広田様の畑へ!

サルナシとは自生する小さなキーウィという感じ。

今では自生するものもほとんど少なくなっているが、昔は山に入るとあったようです。

こちらはそのサルナシを栽培していて、ジャムやジュースやお菓子やワインなども作って販売していらっしゃいます。

がたがた道を抜けた山間に広田さんの畑はありました。

まずはみんなで収穫から!

image

小さくてかわいい❤ 濃い緑色のものは熟しているのでお口にパクリ! 甘酸っぱくて美味しい‼ 皮ごと食べれちゃうからうれしいね!

image

みんな真剣です!

image

家に持って帰ってざるにあけたらこんなにたくさんでした!

サルナシはキーウィと比べると、ビタミンCは3倍近く、βカロチンは4倍以上、ビタミンEも4倍近く、その他カルシウム・リン・カリウム・食物繊維も大きく上回っています!

こんなおいしくて身体にいい実が、昔は山で採れてたなんて、うらやましいですね!

これはサルナシに限らず、野生の植物にはすべていえることなのだと思います。

野生のたくましい環境の中で生き延びて、大地のエネルギーをふんだんにいただいて育ったものは、きっと私たち人間にとってものすごいエネルギーの源になってくれることと思います。

 

今回の旅で感じた事。

やはり自然からいただく恵みで私たちは生かされている。

そしてそのことに気づき守っていく人がいてくださることで、少しずつではあるけれど、また気づく人が増えて、少しずつではあるけれど、また守っていく人が増えていく。

日本もようやくその方向性に動き加速してきている気がしました。

昔に戻ることも戻りたいわけでもないけれど、忘れ去られそうな大切なものに、目を向けられる心のゆとりを持てる自分でいたいなと思いました。